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幼児、陽だまりの中で。

地方の電車は本数が少ない。
ようやく時間が来て、電車がホームに滑り込んできた。
なるべく人の少ない車両を選び、日差しに背を向けて腰をおろす。
読みかけの本を開いて、物語の続きを追い始めた。
今日は話し声も少ない。集中して読めそうだ。

いくつかの駅を過ぎて、僕の近くに親子が座った。
お母さんと、小さい女の子。
買い物か、遊びに行くのか、
とにかく二人とも楽しそうにニコニコしてる。
女の子は電車に乗るのが初めてらしく、
見るものに一々関心して、お母さんに質問を重ねる。
「○○ちゃんも、もう4歳だからね。電車にも乗れないとね」
「わたし、4歳の次は何歳になるの?」
その質問には意表をつかれた。子供ってスゲェ!
「4歳の次は5歳。その次は6歳。そうなると小学生になるのよ」
「小学校は楽しいのよ?はやくなりたいね?」
冷静だなお母さん。
「うん。はやく小学生になりたい・・・小学生・・・」

強い日差しから逃れるように、お母さんの膝に顔を乗せる女の子。
車内に舞ってるホコリのせいだろうけれど、
その親子の周りがキラキラ輝い見えた。

僕もウトウトしてきた。眠い・・・。

眠い・・・。

「小学生の次は?」
「うん?次?」
「小学生の次はなんになるの?あたし」

「そうだ。4歳の次は5歳。次は6歳。
気がつけば小学校を卒業して中学生。
次に高校。大学生になって22歳くらいで就職。
そこまでだよ?楽しいの」

え?お母さん?なに?現実的すぎるw



ハッとしてあたりを見回すと、終点だった。
思ったよりよく寝てたらしい。
欠伸をした覚えはないけれど、僕は少し涙目だった。



テーマ : 雑記 ジャンル : 日記

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